『Jimdo(ジンドゥー)ってデメリットは無いの?
Jimdoを使えば本当に無料で、簡単にホームページが作成できる?』
はい、Jimdoを使えば無料で簡単にホームページを作成でき、ブログ機能も使えます。
ただし、Jimdoにはデメリットが多いのも事実です!
Jimdoでホームページを運用するには、デメリットを知った上で利用を検討しましょう。
今回は話題のホームページツール・Jimdoのデメリット10項目と、無料でホームページ作成の真実について徹底考察致します。
Jimdo(ジンドゥー)10のデメリット
Jimdo(ジンドゥー)のデメリットは、以下の10点です。
- 電話・チャットによるサポートが無い
- バックアップ機能が無い
- 予約フォームが無い
- 無料は180日ログインしないと削除される
- テンプレートに飽きが来る
- サーバーメンテナンスの頻度が多い
- 無料プランは広告が入る
- 独自ドメインの移管作業が煩雑
- サーバーサイド系プログラム言語の利用は不可
- ECサイト目的の利用メリットは薄い
①電話・チャットによるサポートが無い
Jimdoは、電話・チャットによるサポートが受けられません。
ドイツ生まれのJimdoは、日本の協業パートナーとして、KDDIコミュニケーションズにサポートを委託しています。
Jimdoの日本サポートは「メールのみ」での対応となり、管理画面からか、サポートセンター宛てのメールアドレスに直接問合せ内容を送信する方式です。
しかも、サポートセンターからのメール返信は、送信から3日以上かかる事も珍しくないため、「今すぐ疑問を解消したい!」方にとっては、やや不自由な印象になります。
②バックアップ機能が無い
Jimdoにはバックアップ機能がありません。
バックアップを取らずにホームページ内のコンテンツを一度削除してしまうと、元に戻すこともできなくなります。
ただし、Jimdoの有料プランを契約すれば、作成したホームページを丸ごと複製することは可能ですので、データのバックアップ代わりに使うことも可能です。
③予約フォームが無い
Jimdoには、予約フォームの機能が搭載されていません。
Jimdoで予約システムを導入するには、専用の外部ツールを別途使う必要があります。
しかも、Jimdoで作成したホームページに予約フォームを付けるには、HTMLなどの専門知識が必要になるため、Web制作初心者にはややハードルの高い作業となるでしょう。
(※Jimdoで作成したホームページに予約フォームを付けたい方はこちら)
④無料は180日ログインしないと削除される
Jimdoの無料プランは、180日間ログインしないと中のデータが全て削除されます。
通常、費用をかけてホームページを立ち上げる場合、180日もログインしないことはほぼありませんが、無料プランを選択した方だからこその注意が必要です。
無料プランはホームページ作成に費用が1円もかかっていないため、所有者自体がホームページを作ったことすら忘れてしまうケースが少なくありません。
Jimdoの無料プランでホームページを作成した方は、くれぐれも180日以上ログインを忘れないように注意しましょう。
⑤テンプレートに飽きが来る
Jimdoは既存のテンプレートを使ってホームページが作れますが、既存のテンプレートで作ったホームページはいずれ飽きが来ます。
ホームページは、1つの自己表現、自社アピールの場でもあり、やはり他人、他社と同じようなデザインのホームページでは、必ず物足りなくなるからです。
JimdoはHTMLやCSSを用いて一定のカスタマイズを行うことは可能ですが、HTMLやCSSを使ってカスタマイズを行うということは、結局、専門知識が必要なことを意味します。
しかし、一からプロにホームページ制作を依頼するよりはずっと安価ですので、テンプレートに飽きが来た方は、Webの専門家に相談してみるのも選択肢の1つとなるでしょう。
⑥サーバーメンテナンスの頻度が多い
Jimdoは他のCMSに比べ、サーバーメンテナンスの頻度、回数が多めです。
サーバーメンテナンス自体は悪いことではありませんが、メンテナンス中はサイトの更新ができないため、人によってはイライラしてしまう側面も否定できません。
とくにホームページの更新作業を頻繁に行う方には、サーバーメンテナンスが多すぎると作業も頻繫に止まってしまうため、Jimdoならではの特性として考慮しておく必要はあります。
⑦無料プランは広告が入る
Jimdoの無料プランは広告が頻繁に表示されます。
Jimdo側は、広告を表示させないと無料プランでは採算が取れないため致し方がありませんが、興味の無い広告が頻繫に表示されるのはあまり気分の良いものではありません。
⑧独自ドメインの移管作業が煩雑
Jimdoで取得した独自ドメインは、移管作業がやや煩雑と言えます。
「お名前.com」などの専門業者で取得したドメインならどんなサイトにも適合しやすいですが、Jimdoで取得した独自ドメインは、Jimdo以外のCMSで使用することを想定されていないからです。
Jimdoで取得した独自ドメインの移管は、Web制作初心者にはやや難しい作業ですので、独自ドメイン付で他のツールに移管する場合は、専門のWeb制作業者に委託することを検討しましょう。
(※Jimdoから他のツールに移行したい方は、当方にご相談ください!詳しくはこちら)
⑨サーバーサイド系プログラム言語の利用は不可
Jimdoでは、PHP、Ruby、Java、Go、Pythonなどの、サーバーサイド系プログラム言語は使用できません。
ただし、Javascriptは、外部ファイルをアップロードすれば利用できます。
⑩ECサイト目的の利用メリットは薄い
Jimdoは他のCMSに比べ、ECサイト目的での利用メリットは限りなく無いに等しいと言わざるを得ません。
JimdoのECプランは、無料の「Jimdo FREE」、月額945円の「JimdoPro」、月額2,415円の 「JimdoBusiness」の3つですが、「JimdoBusiness」以外は出品できる商品点数が限られているからです。
「JimdoBusiness」なら出品できる商品点数は無制限ですが、月額2,415円を支払うなら、BASEなどの方が初期費用・月額費用無料ですぐにECサイトを開設できます。
しかも、Jimdoで作成したECサイトは、商品ごとに個別送料の設定ができないため、本格的なネットショップ運営にはやや不向きなツールと言えるでしょう。
Jimdoでブログを運用する3つのデメリット
Jimdoでブログを運用する上でのデメリットは、以下の3つです。
- 大量記事を投稿するのは不可
- ブログを投稿するだけでは反映しない
- ブログ専門コンテンツには不向き
大量記事を投稿するのは不可
Jimdoのブログ機能は、大量記事の投稿ができません。
通常、Jimdoで表示される記事数は100記事程度までですので、300記事以上の大がかりなブログコンテンツの運用は難しいことになります。
ブログを投稿するだけでは反映しない
Jimdoは、ただブログを投稿するだけでは画面に反映されません。
Jimdoのブログ機能は、ホームページと連動して投稿作業を行う仕組みになっています。
WordPressのようにテキストを入力し投稿するだけでは画面に反映されないため、投稿や更新に若干手間がかかります。
ブログ専門コンテンツには不向き
Jimdoはブログ専門コンテンツの運用には不向きです。
前述のように、Jimdoのブログ機能はあくまでホームページが主体で、サブ的にブログを付属させるイメージのものであり、かつ記事の大量投稿も不可能です。
そのため、アフィリエイト目的のように、ブログを主体にした専門コンテンツの運用をJimdoで行うのは適切でないと言わざるを得ません。
Jimdoはデメリットばかり?こんな方におすすめ
Jimdoは、次のような方におすすめのツールです。
- とにかく低予算でホームページを作成したい方
- PC・タイピング操作が苦手な方
- Web・ITツールに苦手意識のある方
- 予定ページ数が少ない方
- 短期間限定でホームページの運用をしたい方
とにかく低予算でホームページを作成したい方
Jimdoは、とにかく低予算でホームページを作成したい方におすすめです。
Jimdoで作成するホームページは、万全とは言い難い側面もありますが、費用を一切かけたくない、急いでホームページの形式を整えたい方にはピッタリのツールと言えます。
PC・タイピング操作が苦手な方
Jimdoは、PC・タイピング操作が苦手な方にもおすすめです。
JimdoのPC操作は、基本的にクリックだけで済ませるものが多く、タイピングはほぼ必要ありません。
また、スマホでの編集、更新も可能なため、PC操作が苦手な方にもピッタリです。
Web・ITツールに苦手意識のある方
Jimdoは、Web・ITツールに苦手意識のある方にもおすすめです。
Jimdoとよく比較対象にされやすいWordpressも、難しいWeb知識は必要ありませんが、本当に全く知識のない方が操作するには、ややハードルが高い側面があります。
Jimdoは、本当に初心者でも使いやすく構成されていますので、Web・ITツールアレルギーのある方や、ガラケー派の方でも、難無く操作することが可能です。
予定ページ数が少ない方
Jimdoは、予定ページ数の少ない方にもおすすめです。
そもそもJimdoは容量が小さいプランが多く、大規模サイトの運用には全く向きません。
しかし、3~5ページ程度の小規模なホームページならJimdoで十分作成できるため、手軽にお店やイベントの情報発信を行いたい方に向いていると言えます。
短期間限定でホームページの運用をしたい方
Jimdoは、短期間限定でホームページの運用をしたい方におすすめです。
ホームページは必ずしも長期間の運用前提でなく、期間限定のイベントや特別セールなど、短期で運用したい場合もたくさんあります。
とくに個人店舗の場合は、短期間の運用のために、高額な費用をかけてプロに委託するのは躊躇してしまうため、Jimdoのようなツールをうまく活用するのは有力な選択肢となるでしょう。
まとめ
今回はJimdo(ジンドゥー)のデメリット10項目と、ブログで運用する場合のデメリットについてお話させて頂きました。
まとめますと、Jimdoのデメリットは、以下の10点です。
- 電話・チャットによるサポートが無い
- バックアップ機能が無い
- 予約フォームが無い
- 無料は180日ログインしないと削除される
- テンプレートに飽きが来る・カスタマイズしづらい
- サーバーメンテナンスの頻度が多い
- 無料プランは広告が入る
- 独自ドメインの移管作業が煩雑
- サーバーサイド系プログラム言語の利用は不可
- ECサイト目的の利用メリットは薄い
Jimdoでブログを運用する上でのデメリットは、以下の3つです。
- 大量記事を投稿するのは不可
- ブログを投稿するだけでは反映しない
- ブログ専門コンテンツには不向き
上記を踏まえ、Jimdoは、次のような方におすすめのツールです。
- とにかく低予算でホームページを作成したい方
- PC・タイピング操作が苦手な方
- Web・ITツールに苦手意識のある方
- 予定ページ数が少ない方
- 短期間限定でホームページの運用をしたい方
Jimdoは、Webの専門知識が全くない方でも、低コストで手軽にホームページが持てることは間違いありません。
しかし、Jimdoの無料プランでできることは限られており、きちんと運用するには有料プランで使うことが前提となります。
Jimdoで作成したホームページを長期で本格的に運用するには、デザインなど、様々な制約が出てくるのも事実です。
Jimdoを使ってホームページを作成を検討している方、わからない点が多く不安な方は、まず、Web制作のプロにお気軽にご相談ください。